イクメンという言葉が死語化してきて、今や世間的にもイクメンと言う言葉を言ってはいけない様な雰囲気もある昨今、ではなぜそこまで嫌われる言葉になってしまったのか!
ここではイクメンが世間から嫌われている理由をまとめてみました。
ここで一つ、読者の方に勘違いして欲しくないのは、
“イクメン”
が嫌われているのではなく、
“イクメン”と言う言葉
が世間的に受け入れられていないという事です。
イクメンが嫌われる理由
「家庭=女性、仕事=男性」と言う風潮
2022年現在、こう言った考え方は変わってきてはいるものの、未だ根強く残っているのもまた事実です。
ではなぜこう言った風潮が昔からあるのか?
それは赤ちゃんができてからのプロセスに原因があります。
赤ちゃんは産まれてから一定期間は母乳が必要ですので、四六時中ママといることが多いです。
その間もちろん働く事は出来ないので、男性が代わりに生活費を稼いでいました。
それが「女性は家庭、男性は仕事」と言った考え方の根源です。
長い歴史の中で、そういった認識が国民に根付いています。
ですが時代は、時と共に移り変わります。
今では、女性が仕事するのも普通の事ですし
家事を進んでする男性も大勢います。
そう言ったことが“当たり前”になってきました。
ですがまだ完全に、そう言った
「女性=家庭、男性=仕事」
と言った昔ながらの考え方が抜けきったわけではありません。
何百年間そう言った考え方で生きてきた国民が、少しづつ日本や社会が変わって
新しい生き方、新しい考え方で変化している途中なんです。
男性への過大な評価
これに関しても、前項に紐づいていて
「男性は仕事」と言う概念があるから、仕事をしているにも関わらず、育児もしているなんて、えらい!
と言う男性への過大な評価に繋がっているわけです。
以前にも書きましたが今の時代、仕事をしている女性はザラにいます。
育児している男性もしかり。
育児しているだけで“過大に評価”されるのであれば、女性だろうが男性だろうが関係なく評価されるべきです。
親である以上、育児は両方の義務であり、責務です。
男性だけが「育児をしたからえらい」なんて事は、断じてありません。
“育児のみ”になりがち
育児に携わる事で“えらい”、“凄い”と言った過剰な評価を得ると【それをしていればいいんだ!】と言った間違った考え方を起こしてしまう方もたくさんおられます。
そうなると育児“だけ”をしていれば自分はやることはやっていると錯覚を起こし、奥さんとの考え方に溝を作る事になる場合もあります。
育児や家事と言った仕事は、お互い様な部分があります。
奥さんがオムツを替えている、じゃあ自分は洗濯物を畳もうとか
奥さんは食器を洗っている、じゃあその間僕が子供の歯磨きをしようとか
こう言った持ちつ持たれつのバランスが大事です。
決して【育児をして誉められた、だから育児だけをしていればいい】なんて思ってはいけません。
イクメンアピールする男性が増える
基本的に、【育児をしてるの?凄い!偉い!】
と言った評価をしてくれるのは大抵、奥さんではありません。
旦那さんの周りが会話や行動を通じて育児をしている事を知り、例え軽度な育児であっても【凄いじゃん!】【えらいねぇ!】なんて言われたら悪い気分はしません。
言った方は何気ない相槌のつもりで言ったのだとしても、言われた本人は
【俺は凄く育児やっているんだ!】
と錯覚を起こしてしまいがちです。
そう言った男性は奥さんからウザがられる可能性が高いです。
自分で凄く育児に参加していると思っていても、口に出さないようにしましょう。子供がいるパパなら、育児はして当たり前です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、世間的にイクメンというワードがどう言った立ち位置にいるかご理解いただけたかと思います。
ですが、冒頭にも書きましたが、イクメン自体は悪いことではありません。
むしろ、旦那さんがイクメンであればあるほど、家庭はうまくいきます。
なぜなら、イクメンにする事でメリットが増えるからです。
では、どのようなメリットが生まれるでしょうか?
次の記事ではイクメンにする事で生まれるメリットはどんなことがあるのか、見てみましょう。
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